日本一おかき処 播磨屋本店社主 播磨屋助次郎
播磨屋助次郎の桃印への想い シンボルマークの桃印の謂れ

 有名な古事記・日本書紀にこんな一節があります。男神イザナギと女神イザナミの国産み(日本誕生)物語の一節です。

 国産みの疲労が元で死んでしまったイザナミを、寂しさに耐え切れなくなったイザナギが、はるばる黄泉の国(死の国)まで訪ねて行きます。しかしそこでイザナギが見たのは、余りにも変わり果てた醜いイザナミの姿でした。

 びっくりしてこの世(生の国)へと逃げ帰るイザナギを、死の国の鬼女たちが帰してなるものかと追いかけてきます。しかしほうほうの体で生の国の国境まで逃げ帰ってきたイザナギは、そこで大きな実がたわわに実った一本の桃の木を見つけます。

 イザナギは無我夢中でその実をもぎ取り、追いかけてきた鬼女たちめがけて投げつけます。すると不思議なことに鬼女たちは、これはたまらんとばかりに一目散で、死の国の方へと逃げ帰っていったというのです。

 ざっとこんな話です。桃の実は昔から、邪気を払い健康をもたらす生命のシンボルと考えられてきたのです。鬼退治の桃太郎のおとぎ話も、ここから派生したものなのでしょう。

 さてそこでシンボルマークの話です。私播磨屋助次郎のライフワ―クは、先述したように環境問題の抜本的完全解決です。その具体的な方策は『真実』に譲るとして、死の国に向かって暴走する人類を、何としてでも生の国へと連れ戻したい、そんな心底熱い真情をシンボライズしたのがこの桃印なのです。もちろんながら、鬼退治の桃太郎のパワーにあやかりたいとの思いも強くあります。