○童げんこつ
◆おいしさのひみつ
(1) 雪国の冬場の自然乾燥
おかきは元々、雪の多い地方で冬場に作られる食べ物でした。適度に湿気を持った冬の冷気が、おかき生地の乾燥に最適だったからです。この童げんこつは、工場内にわざわざ作ったそんな雪国の冬場の温湿度環境下で、手間暇かけて生地乾燥しています。
(2) 超低塩こい口本醸造醤油
げんこつのようなしっかりした食感のおかきには、関東のこい口醤油がよく合います。本品は、そんな本場関東の本醸造こい口醤油の濃厚な風味はそのままに、塩分だけをぎりぎりまで徹底して落とした特製専用タレで味付けしています。
(3) 貧乏人流焼きテクニック
俗に、魚は殿様に、もちは貧乏人に焼かせろと言われます。魚とちがってもちは、しょっ中ひっくり返しながら焼かないとうまく焼けないからです。本品は、強い直火の上へ、表裏ひっくり返しながら百回以上も入れたり出したりして焼き上げています。
◆エピソード
包装紙のデザイン制作に関する裏話です。
絵、それも日本画に興味のある人なら、この童げんこつの包装紙の絵柄を、富岡鉄斎の絵だと見抜いておられると思います。ところが実はそうではないのです。いえ正しくは、鉄斎の原画を模写したものなのです。
私播磨屋助次郎の趣味は、筆頭が釣りで二番目が日本画の鑑賞と収集です。富岡鉄斎も好きな作家の一人で、何点かの作品と多くの画集を所蔵しています。その画集の中で見つけたのがこの絵柄なのですが、その原画の所蔵先が有名な私立美術館で、包装紙への使用をどうしても許可してもらえなかったのです。しかし模写はどうぞご自由にということで、無事日の目を見たのがこの包装紙なのです。どうでしょうか。とっても素敵な絵柄だと思われませんか。
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